午前2時の正夢

これは夢か現実か?とりあえず眠ることにしよう。

未だ抜けない棘の感触

深夜なので消すかもしれないなにがしかをタレ流しにさせてください

元カノの祖父母の家に2泊したことがある。当然その時が初対面だ。

柄にもなくクソ緊張した。正直なところ緊張で終始吐きそうだった。

そのときには自分のことに必死だったしなにか粗相をしないかとずっとヒヤヒヤして挙げ句2日目に熱を出して寝込むという最大の粗相をやらかす。

なのにお祖父さんはとてもあたたかく、彼はいい人だと思うと言ってくれた。

俺はお祖父さんに何かできたわけではない。しまして自分の孫娘が年下の派手な髪で仕事も自分の理解の外、多少の礼儀はあるのかもしれないがこいつは孫娘を大事にしているのかって目で見てしまいそうななか観光に連れ出したり寝込んだ俺を気遣ってくれた。

家族になるかもしれないからとあたたかく丁寧に大切に迎え入れてもらった。

東京に戻るときフラフラだったがその温かさはたしかにあった。

家族にあたたかく無条件に迎え入れてもらうという経験があんまりないせいで疑ってかかってしまった自分を恥じている。僕の母は利己的で歓迎されていると感じることはほとんどないし、おばあちゃんは孫がいて嬉しいだろうがその他のいろいろな期待がのしかかっていてちょっと重い。

結果としてだが自分は役不足で彼女と一緒にいられなかったわけで。しかたないことなのだがお祖父さんの期待を裏切った。今も抜けない棘のように引っかかる感じがある。

自分は家族になるかもしれないとかそういう血の繋がりもない他人を暖かく、家族のように迎えることができるだろうか?

優しさの一つのあり方に触れてあのときどんな顔をしていいのかわからなくなっていた。

人に誠実に優しくありたい。あたたかく迎え入れる度量がほしいなと思った。