午前2時の正夢

これは夢か現実か?とりあえず眠ることにしよう。

『強いエンジニアになる』は呪いか、生き様か?

エモそうな文章書いてますが特に結論もなくただただ思ってることをタレ流してるだけです。

強いエンジニアとは一体何なんだという疑問

SNSに身を浸し、他者からの評価が目視できるようになってきた昨今において強いエンジニアというのがいることがわかってきた。

正確には太古の昔から存在していたんだろうけど、その存在は霞のようなものでその存在は知っているが実在を認識できなかったのかもしれない。

そんなことはさておいて、強いエンジニアというのは一体なんだとふと疑問に思った。
自ら沼に足を突っ込んで溺れることは冷静になれば明確なのだが、考えられずにはいられない。

なんせ僕はこの強いエンジニアになりたい。絶対になるんだ。という信念というか呪いというかそんな概念に心を支配され、体を蝕まれ、緩やかに壊れていった。 約1ヶ月の休職の後になんとか戻ってこられたのは本当に幸せなことだ。僕に気をかけてくれて連れ出してくれたり相談に乗ってくれたみんなありがとうございます。

休職したときに尊敬してるエンジニアの先輩とランチにいって、『強いエンジニアになるって思って今まできたたのだけどもしかしたらそれは単なる呪いでしかなくていたずらに自分を痛めつけただけかもしれない。』と相談した。

ぼんやりと強いエンジニアにはいくつかのベクトルがあって、自分の適性や興味に合わせて客観的な見られ方を調整する必要があるとは以前から思っていた。
別段自分がどんなベクトルにいるのかはわかってなかったし自分の見られ方なんてこうなるまでは気をつけたこともなかったのだが。。。

先輩の答えは至ってシンプルで『誰かが強いって評価したらそいつは強いんだよ。強くなるんだなんて呪いだし自分の見え方をきつい方に縛っているようにしか見えない』というものだった。

目が覚めた気がした。所詮は自分の意識の問題でしかなくてどんなに優れた言語を操れる人間だろうと、技術的には素晴らしいアプリを作ろうと誰かが評価しない限りその人は強くもないし、弱くもない。

そもそも強いなんて言葉が良くない。評価として漠然としていて掴みどころがなく言い方次第なのだ。

それでも俺は強くなりたい。

休職して冷静になってというか、冷静にならざるを得なくていろいろ考えた結果やはり強いエンジニアになるなんてのは呪いなのだ。 自らが課す死の呪いって感じがした。

でも、僕は強くなりたいのだ。 矛盾してるようだけど同じ業界にいる人から良い開発者であると評価されたい。優れた言語の操作者としてプロジェクトに迎え入れられたい。
大きなシステムを司るような開発の中心にいたい。多くの人に愛され、自分の友だちの子供が普通に使うサービスに関わりたい。

欲望は底なしだ。そしてそのためには毎日を積み上げながら研鑽するしかない。 甘えなど弱さなど慰める必要もなく進むしかない。呪いに生かされたとしても先に歩みをすすめたい。

とまあ大それたことを心のうちに入れ込んでいたりする。
強くなった先に何があるかはしらないし、その先を描けるほど僕は器用ではない。 強くなって毎日研鑽してその先には何があるんだなんていわないでくれ。わからいない。

でも強くなれたとき、自分が許せるくらいに研鑽と結果を積み上げたとき見える景色もある気がする。自分を自分で赦すためには強くなるしかないのだとおもっているから。

そして強くなるその過程で自らに課した愚かな呪いに蝕まれた自分に手を差し伸べてくれた人とこれから自分が手を差し伸べられそうな人にできる限り尽くして生きていきたいもんだ。 恩を、優しさを循環させるようにこの呪いと一緒に明日からを生きることにしようと思う。