午前2時の正夢

これは夢か現実か?とりあえず眠ることにしよう。

裏目標を知ること

なんか最近開発してても釈然としない。 なぜなのかしばらくわからなかったのだけど、最近おぼろげながら理由がわかってきたので書き残しでおく。

きっかけ

『最近開発を色々とやるんですが全然釈然としないんです。言われた要件を満たして作ったのに使われないし、リリース実績は美味しいところだけ持っていかれてしまう。』 こんなふうに思っていた。まあ事実自分のリリースした運用向けの機能は無用の長物となっていた。

あってもなくてもいいもの作って、ダメ出し受けてレビューでもボコスカに叩かれて結果使われないってなんやねんって虚無に襲われていた。

これってなんでなんかなーと思っていたのだけど、ある一定の答えが出そうだ。

誰しも裏目標がある

この本がきっかけである。

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

この中に人はみんな裏の目標があるって記載がある。

詳しくは本を読んでもらうのが一番なんだけど簡単な例えをつかって説明する。

痩せたいって目標を建てるが痩せられないとする。 このとき痩せるための方法論は色々とあるしちょと調べたらわかることなのに実践できない、結果として痩せられないのはなぜなのか。 理由は簡単で行動するの阻む心理的な要因が存在し、それを排除しないからだ。ここではどんな行動を阻む要因があるかといえば、今のままの自分でも認められたいとかそんなところだ。

まあつまりは目標の達成よりも自分の変化に抵抗するなにかや、承認を得るための裏の目標があるのだ。

ファスト&スローと言う本の中で人間の認知と判断の話がでてくる。 ファスト&スローの中では判断が早い本能的なシステム(ファスト)を象、そして遅い思考のこと(スロー)を象使いに例えている。

僕が先に上げたダイエットの例は一見象使いが有利に動いているように見えて裏の目標(自分でも気がついてないもの)が優位になり象使いが象に負けている状態なのだ。

つらつらと書いてきたが、僕の開発と結果が釈然としないのは - 自分の裏目標を把握して象使いを優位にできてない - 依頼者の裏目標を踏まえた要件の決定と期待値のコントロールができていない

この2点に起因する。 この2つを解決するのが大事だと思い色々と試すことにした。

改善方法

まず第一に象が優位な自分の思考の把握し、自分の裏目標を可視化し問題になる行動を矯正することだ。

まこなり社長が良い資料をだしてたんでそれを参考にした。

youtu.be

これ。この人基本的にはいいこと言っているので暇なときに2倍速くらいで流し見るといい。

で、僕の裏目標はリリース内容が使われること、ひいては優れた開発者であると信頼されたいというところにある。

それを達成するための行動をすればいい。 具体的には雑なコミュニケーションをしないこと。 自分の納得感ではなく、相手のペースでまめに確認とコンセンサスを取ること。基本的には依頼者に問題を詳しく教えてもらい、一緒に原因や問題の本質を考えるスタンスを取ることが挙げられる。

そしてそれを報酬に変える。

2つ目の原因である依頼者の裏目標を踏まえた要件の決定と期待値のコントロールは基本的には自分が動けば解決される。 エスパーみたいに推し量るのではなく、会話の端々から相手の本来のニーズを拾っていくことをしないといけない。

まとめ

いろいろと書いてきたけど、自分の思考の象使いが象に負けてないかを知るってとても大事。そして大体の問題は自分の認知と努力で変えられるので頑張ろうと思う。

もっとこうしたほうがいいよってあれば教えてほしい。